
木村太陽(1970〜)は、1995年創形美術学校研究科を卒業。1999年から2000年までと2002年から2003年までの期間、五島記念文化財団海外研修プログラム、ポーラ美術振興財団海外研修プログラムによりドイツに滞在し、活動を行う。国内外を問わず様々な展覧会に参加し、その作品は金沢21世紀美術館などにも収蔵される。
木村太陽は、自らが日常の中で感じた小さな違和感などを元に、ネタ帳に多くの作品アイデアをスケッチしながら、普段の私たちの身の回りにあるような日用品をその素材にして作品を制作する。木村の扱う日用品たちは、彼の手により意外性十分に組み合わされることによってその本来の意味を喪失し、異界からもたらされたような得体のしれない何かとして立ち現れるかと思えば、その元々の意味や記号的なイメージ(特性)をさらに強調されることで、モノに与えられている(私たちの共通認識・理解において了解されている)意味や属性(その感触までも!)をあざやかに変質、また強化させ、私たちの固定化した意識や認識(知覚)をユーモラスに欺き、コントロールしてみせる。