金子良/のびアニキ

| KANEKO Ryo/Nobi Aniki

金子良/のびアニキ《できたらいいな》2010年
Installation view:「メタモルフォーゼ」高松市美術館

 金子良(1980〜)は2004年千葉工業大学情報工学科を卒業後、彩都IMI大学院スクール現代美術講座で学ぶ。

 何をしてもドジ、他者とのコミュニケーションが上手くとれないという自らのコンプレックスを逆手にとり、自分の性格をアニメのキャラクターの特徴に結びつけた「のびアニキ」というキャラクター(表現方法・パフォーマンス)を生み出す。自らの性格とアニメのキャラクターの特徴をオーバーラップさせるという手法により、現実世界の中に(自己存在の中に)明確なキャラクター性を持ちこみ、パフォーマンスやその映像作品を通して他者とのコミュニケーションを図っていくというスタイルは、私たちのアイデンティティの中に本来的に含まれているキャラクター性(虚構性)を浮かび上がらせ、自己・他者・アイデンティティという私たちが生きる上で(もしくは生きることにより)常に問うている問題郡(不安)に光を当て、それらをユーモラスに批評してみせているかのようである。
 現在大阪を拠点に活動する金子は、様々な展覧会やアートイベントに参加するなど、今注目の若手アーティストである。

 ■略歴

1980
岩手県生まれ
2004
千葉工業大学情報工学科卒業
2006
彩都IMI大学院スクール 現代美術講座 修了
2007
Re-Act 新・公募展2007(広島市現代美術館)審査員特別賞受賞
2008
第11回岡本太郎現代美術賞展(川崎市岡本太郎美術館)特別賞受賞
2009
TWIST AND SHOUT展(バンコクアートアンドカルチャーセンター)
2010
現在大阪を拠点に活動