
金子良(1980〜)は2004年千葉工業大学情報工学科を卒業後、彩都IMI大学院スクール現代美術講座で学ぶ。
何をしてもドジ、他者とのコミュニケーションが上手くとれないという自らのコンプレックスを逆手にとり、自分の性格をアニメのキャラクターの特徴に結びつけた「のびアニキ」というキャラクター(表現方法・パフォーマンス)を生み出す。自らの性格とアニメのキャラクターの特徴をオーバーラップさせるという手法により、現実世界の中に(自己存在の中に)明確なキャラクター性を持ちこみ、パフォーマンスやその映像作品を通して他者とのコミュニケーションを図っていくというスタイルは、私たちのアイデンティティの中に本来的に含まれているキャラクター性(虚構性)を浮かび上がらせ、自己・他者・アイデンティティという私たちが生きる上で(もしくは生きることにより)常に問うている問題郡(不安)に光を当て、それらをユーモラスに批評してみせているかのようである。
現在大阪を拠点に活動する金子は、様々な展覧会やアートイベントに参加するなど、今注目の若手アーティストである。